駅のホームの端っこすれすれに立っていた5人組の少年たちが、入構してきた列車から警笛を鳴らされて憤慨していた。そのとき先頭の少年が運転手に対して吐いた悪態は「は?うるさ!キモ!」というものであった。高校で仕事をしていて感じるのだが、かつては「ウザい」と表現されていた感情が最近は「キモい」と呼ばれるようになってきている。あるいは、かつては他者からの不快な介入全体に使われた「ウザい」に執拗さという要件が加わったことで、[執拗で不快な介入]=「ウザい」、[執拗ではないが不快な介入]=「キモい」という区別ができるようになったのかもしれない。不快な他者に対する即応的・攻撃的な評価語が細分化・先鋭化していて時代性の現れを感じる。
(注 今に限った話ではないかも)